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2024/12/16

歯周病の治し方|
歯磨き粉やケア用品はなにを選ぶ?

歯周病の治し方|歯磨き粉やケア用品はなにを選ぶ?

いつまでも食を楽しみ、外見を若々しく保つためにも「歯」は非常に重要な役割を果たします。そのためには、むし歯や歯周病など歯のトラブルを予防・改善するのが大切です。

今回は、歯を失う原因の第1位である「歯周病」の治し方について解説します。歯ぐきから血がでる、口臭が気になるという方は、歯周病の可能性が高いでしょう。歯周病改善のために、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

歯周病を治すために

治療というと「まずは病院」と考える方がほとんどではないでしょうか。歯周病治療に関しても、もちろん歯科受診は大切ですが、そこですべてが解決するわけではありません。自宅での歯磨きもとても重要となってきます。

歯周病の主な原因は、歯に付着する汚れである歯垢(プラーク)です。歯垢は1日歯磨きをしないだけでも付着し、放置すれば歯石となり歯磨きだけでは取れなくなってしまします。歯周病を予防・改善するためには、歯垢を除去してお口の中をできるだけ清潔に保つことがポイントとなります。そのため、歯周病を治すためには、定期的に受診する歯科医院だけでなく日々自宅で行う歯磨きも重要です。

ケア用品はお口の状態に合ったものを

オーラルケア用品は、お口の状態に合ったものを選ぶのが大切です。歯ブラシと歯磨き粉を基本の歯磨きセットとして使用する人が多いかと思いますが、実は歯ブラシだけではお口の汚れの6割程度しか落とせていないことがわかっています。交換時期を過ぎた毛先が開いたようなブラシであれば、さらに歯垢除去率は落ちています。

そこで併用したいのが、歯間ブラシやデンタルフロス、タフトブラシ(部分磨き用歯ブラシ)などのケア用品です。これらを正しく使用すれば、歯垢除去率を9割ほどまでにアップさせることができます。どのグッズが自分に合っているかがわからないという方は、歯科で自身のお口の状態について相談しおすすめを聞いてみるのもよいでしょう。歯科医院でもケア用品を販売しているところは多いので、おすすめを購入することもでき、すぐに歯周病対策が始められるメリットもあります。

歯磨き粉は目的に合ったものを

歯磨き粉もケアの目的に合った製品を選ぶことが大切です。歯周病予防・改善のための歯磨き粉選びであれば、歯周病菌を殺菌する成分や歯ぐきの腫れを抑える抗炎症作用のある成分の配合が求められます。パッケージに「歯周病対策」「歯周病予防」などと記載されていれば、必要な成分は含まれているでしょう。自身の目的に応じて選んでみてください。

また、食後に歯磨きしたいけど時間がないという方には、マウスウォッシュ(洗口液)もおすすめです。殺菌作用で菌を減らし、口臭やお口の粘つきを改善してくれます。歯磨きに時間がさけない場合、就寝前の歯磨きだけはできるだけ丁寧に行うようにしましょう。就寝中は唾液の分泌が減り、お口の中では菌の繁殖が活発になるため、歯磨きが不十分だと歯周病リスクが高まるためです。

歯や歯ぐきの状態が違えば、お手入れの方法も異なります。 健康な歯とお口を保つためにも、正しいオーラルケア用品の選び方や使い方を理解しましょう。